課題:感染症対策

接触箇所の検出やマスク着用有無の判定をしたい

昨今のCOVID-19の感染拡大により、人々は生活様式の変容を迫られ、感染リスクを考慮した行動が求められるようになりました。
また、不特定多数の集まるような公共施設においては3密の回避や消毒の徹底など、新しい体制の構築が求められています。

AIでできること

AI・画像処理技術を活用した接触箇所検出によって、人が触れた箇所をマッピングして可視化することが可能です。
その情報をもとに、頻繁に触れられている箇所や飛沫の飛散状況、時間帯毎の傾向などを可視化し、効率的な消毒作業フローの立案や消毒の自動化、感染予防体制の確立などへ活用することができます。
また、顔検出・物体検出技術を用いて、スポーツ観戦や娯楽施設などへの来場者の顔とマスクを検出し、マスクを着用していない場合は注意を促すなどの感染拡大防止策にも活用可能です。

  • エレベーターボタンなど接触箇所の検出

    接触箇所の検出

    接触箇所を検出し、ヒートマップとして可視化。

  • 映画館でマスクを着用している観客

    マスク着用の注意喚起

    顔検出・物体検出により、マスク着用の有無を判定。

関連技術動画(接触箇所検出)

接触箇所検出のデモ動画です。3次元姿勢推定AIとDepth SLAMを応用し、接触した箇所を可視化することが可能です。

課題:画像診断による業務効率改善

読影業務の業務負荷を軽減したい

読影業務に携わることのできる医療従事者が不足している中、新型感染症の流行や急速な高齢化に伴い患者数も増加しており、医師の業務負担の更なる増加は国内医療の大きな課題となっています。

AIでできること

AIを活用した画像解析により、医師の目で行っているCT画像やMRI画像の読影業務をサポートすることが可能です。
人の目だけではなくAIの目も活用することで、疾患の見落とし防止や読影精度の向上が可能となるのに加え、読影時間の削減などの業務効率化にも活用できます。

  • CTスキャン画像

    画像の読影サポート

    AI・画像解析技術により、医師の読影業務を精度やスピードの面からサポート。

関連技術紹介